こんにちは。ライフキャリアコンサルタントのSINOです。
無我夢中に日々を過ごしていると、ふと心が疲れてしまっていることありませんか?
何をしても空回りしているように感じたり、自分が無力に思えてしまう。
「もうギリギリまできてる・・・。」「もう頑張る力なんて残っていない。」
でも、心が疲れたときほど、自分を責めたり、無理をしたりはしないで。
むしろ、立ち止まって、しばし息抜きしてください。
そんなとき、私はよく、先人たちが教えてくれる「生きるヒント」に耳を傾けてみます。
日本人が長い歴史の中で受け継いできた知恵や言葉には、私たちの背中をそっと押してくれる力があります。
この記事では、自信を取り戻すために役立つ先人たちの名言をご紹介しています。
その言葉が心を少し軽くして、小さな一歩を踏み出すきっかけとなってくれたら嬉しいです。
肩の力を抜いて、読み進めてくださいね。
1.自信をなくしたら、まずは自分を受け入れる
日本の文化には「和を以て貴しとなす」という言葉があります。これは、調和を大切にする日本人の精神を象徴しています。まずは、自分自身の気持ちと調和することが大切です。
自分の弱さや失敗を責めず、「これも自分の一部」と受け入れる。
そうすることで、心に少し余裕が生まれます。失敗は成功の種をまくための過程です。
成長への一歩と捉えて、自分を責めるのをやめるだけで、心が少し軽くなるかもしれません。
宮沢賢治の言葉
「本当に必要なのは、強い意志と優しい心。」
→ 強くなるためには、まず自分に優しくすることから始めてみませんか。
2.過去の成功体験を大切にする
古来、日本人は「経験」を重ねることで技を磨き、強くなってきました。たとえば、職人たちは、ひとつひとつの作業を丁寧に行いつつ、たくさんの失敗を重ねています。失敗を重ねれば重ねるほど、腕は磨かれて、後世に名を残す作品を作り上げてきたのです。
自信を失ったときは、私たちも、過去の経験を思い返してみると良いかもしれません。
失敗を積み重ねて努力が実ったこと、きっと過去にあったはずです。小さな経験でも良いので思い出してみましょう。たとえば、学校のテストで頑張ったこと、仕事で成果を出したこと、恋人を笑顔にしてあげられたこと・・・。
数々の努力を積み重ねがあるから、いまの自分が居る。だから、この困難もきっと、越えられるでしょう。
松下幸之助の言葉
「失敗することを恐れるよりも、真剣でないことを恐れよ。」
→ ひとつひとつの努力の積み重ねが、未来を切り開くのです。失敗は成功の元とも言います。
失敗を怖がるよりも、しっかりと真剣に向き合うことで、未来の糧にしたいものです。
3. 他人と比較せずに、自分らしくあること
日本の伝統文化には「一期一会」の精神が宿っています。
それは、「自分が向き合う瞬間や、状況を大切にする心」ともいえます。
自信をなくす出来事があったとしても、いまこの瞬間、自分自身に何ができるかを考え、行動する。
周りと比較をしたり、周囲の目を気にせずに、自分の目の前にあることに集中する。
そうすることで、自分らしく有ることができる、と思うのです。
坂本龍馬の言葉
「世の中の人は何とも言わば言え。我が成すことは我のみぞ知る。」
→ 他人の声に惑わされずに、自分の信じる道を進んでいくことが大事。周囲の意見に振り回されてしまう
ことは、誰にでもあります。人の意見を聞くことは大事ですけれど、柔軟かつ信念を持って、わが道を
歩んでいきたいものですね。
4. 自然とつながり、心を整える
日本には四季があり、自然とともに生きる文化があります。少し疲れたときには、外に出て自然のなかで深呼吸することがおすすめです。風を感じる、木々の匂いを嗅ぐ、太陽の光を浴びる…。それだけなのに不思議と気持ちが整ってくるものです。日本人にとって自然とのつながりは、心を癒す大切な要素です。
吉田松陰の言葉
「夢なき者に成功なし。挑まずして何を成さん。」
→ どんな小さな夢でもいいから、それを大切にすることが、人生を切り拓く第一歩になる。
自信が揺らいだときは、夢や目標を思い出してみましょう。それが一歩を踏み出す原動力になります。
いまは、人生100年時代と言われています。いまが30歳でも、40歳、50歳、60歳でも、
それ以上でも、いつからでもスタートは切れます。つねに新しい目標を持ち、前へ前へと進むこと。
それが、若々しさの秘訣にもなるはずです。
5.小さな目標をつくる
大きなことを一気に成し遂げようとするのではなく、小さな目標を設定することがおすすめです。最初から完璧を目指さずに、まずは「小さな一歩」です。「今日は机の上を片付ける」 「今日は1時間だけ集中する」 「今日は新しいことを一つ学ぶ」無理なくできる範囲で、小さな挑戦をする。そうすると、小さな達成感が味わえます。その積み重ねが、やがて大きな自信へと変化していきます。
渋沢栄一の言葉
「一歩ずつ前進すれば、必ず光明が見える。」
→ どんなに小さな一歩でも、前進していけば、必ず道が開かれていく。小さな努力を積み重ねることが、光の道のドアを開くカギになるのですね。
6.偉人の言葉が背中を押してくれる
どんなに偉い人でさえも、すんなりと人生を歩んできたわけではありません。
困難を幾たびも越え,ときには自信をなくすこともあったでしょう。苦難の中で生き抜いた私たちの先代は、多くの知恵や勇気を後世に残してくれました。その言葉のひとつひとつに込められた思い。
今を生きる私たちにとって、背中を押してくれる力強いメッセージです。
福沢諭吉
「学びて止まざれば、すなわち智にあらず。」
→ 挫折の中でも学び続ける姿勢が、新しい自信を生む鍵となります。
本田宗一郎
「挑戦することでしか 未来は開けない。」
→ 自信を失ったときこそ、新しい挑戦が未来を変える力になる。
井上靖
「人間の本当の強さは、苦しみの中にこそ現れる。」
→ 苦しいときこそ、自分の持つ力を信じて歩み続けましょう。
与謝野晶子
「そのままのあなたで美しい。」
→ 自分らしさを受け入れることで、自信が生まれます。
最後に: あなたは、もう十分素晴らしい
与謝野晶子さんの言葉、「そのままのあなたで美しい。」この言葉、素敵ですよね。心をスッと整えて、軽くしてくれる言葉です。どんなに大きな失敗をして、深い挫折をしたとしても、それで人生が終わりなわけではない。
いまの自分としっかりと向き合って、自分ができることを行うこと。いまが、新しいスタート地点と考えて、一つ一つを大事に捉えることが大事です。
どうか自分を信じて、小さな一歩を大切に。
時間がかかってでもいいから、少しずつ前へと進みましょう。
あなたの内側に眠る『心の強さ』を思い出せたとき、「自信」は、自然とあなたの中に戻ってくると信じて・・・。
「あなたなら、きっと大丈夫。少しずつ、一歩ずつ、進んでいきましょう 」